こんな夢をみた。

    主に映画やドラマの感想をずるずると綴ってます。

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    映画感想「レポゼッション・メン」


    【あらすじ】
    人工臓器が広く普及した近未来。人々は高額なローンを組まされて臓器を購入するが、支払いが滞ると企業から差し向けられた「回収屋」に臓器を奪われてしまう。レミー(ジュード・ロウ)は、幼い頃からの悪仲間で相棒のジェイク(フォレスト・ウィテカー)と組んでユニオン社で回収屋として働いていた。しかし、妻からは仕事を変えて家庭を顧みるよう促され、回収業の実態を知った妻は子どもを連れ出て行ってしまう。そんなある日、仕事で失敗してしまった彼は自身が人工臓器を取り付ける身となり、支払いを免れるためにかつての仕事仲間たちから追われる身となる。

    【感想】
    自らが追われる身となった元回収屋のレミー。
    自分の命がかかってやっと回収業がどれだけ残忍な仕事であったかを思い知る。

    親子の会話の中でもうわの空で息子の質問の意図が読めていなかったレミー。
    軽快な音楽に乗りながら気絶させた相手をさくさく切り刻んで臓器を回収し、
    回収した血まみれの人口臓器の数を競い合うなんて事もしていたかつてのレミー。

    以前の彼が家庭を顧みず、こんな風に他人の命をもなんとも思わない最低なやつだった事を思うと、
    因果応報と言うべきなのか。


    それが一変して追われる身となったレミーと全身人工臓器だらけの女性べスの逃亡劇には緊張感が漂います。
    逃亡の末、遂にはユニオン本社まで乗り込むという究極の選択をする二人。

    立ちはだかる警備員や社員達を命辛々倒し、普段は立ち入りを許されない「ピンクドア」へと向かいます。
    麻酔無しで生きた身体にメスを入れ、手を突っ込み・・・
    互いの人工臓器を「回収済み」にしていく過程は、
    なんだかいけない物を見てしまった感じ。

    実際なら痛みで死んでしまいそうなもの。
    と言うか、感染症とか色々と対策もしてないのに危ないに決まってますが、
    何故か次第に二人の息遣いが官能的になってくる。


    そして二人が大変な思いをして手に入れた結末は、実は・・
    過去の行いを悔い改めたつもりの主人公にまさかの展開が待っていた。


    ジェイク、狂気の男・・!

    彼による過失が無ければこうはなっていなかったかもしれないと思うと、
    一番悪いのは彼なのか?

    しかし無抵抗だからってターゲットに気を許して作曲の仕事を手伝っちゃったり、
    追われる身となってからも、
    レミーが気絶すると物語の時間の経過を止めて自分で気絶の回数を数える演出があったりと、
    この主人公は人の命をなんとも思わなかった残酷さと一緒に、
    どこか能天気でお間抜けな性質も持っているように思えます。


    レミーが人の心を思いやれて、尚且つもっと勘の鋭い人だったら、
    相棒がちょっとおかしい事にも家族が寂しい思いをしている事にもすぐに気付けたはず。


    大量生産してるのに大多数の人が(回収される臓器多過ぎ)
    払い切れないローンを組まないといけないような高過ぎる価格設定や、
    払えないとわざわざ回収屋が来るというシステム自体も、
    商売としてあり得ない感じですが、
    これこそレミーの努力が無意味な物という、
    頑張りが徒労に終わってしまう残酷さを描いているところだと言えなくもないか。


    まあ、流石にちょっと可哀そうではあります。
    いくら何でもここまでされるとは・・。

    美貌を持ってたばっかりに(?)哀れな男である。


    近未来都市の風景は『ブレードランナー』そのままですが、皮肉に満ちた作風。
    不条理なストーリーを軽いノリで描いてます。
    スタイリッシュだけど血が飛び散るような残酷表現あり。




    【作品ノート】
    「レポゼッション・メン」
    原題:REPO MEN
    2010年 アメリカ、カナダ

    監督:ミゲル・サポチニク
    脚本:エリック・ガルシア、ギャレット・ラーナー
    音楽:マルコ・ベルトラミ
    制作総指揮:ミゲル・サポチニク、アンドリュー・Z・デイヴィス他
    原作:エリック・ガルシア


    出演[日本語吹き替え]
    レミー(ジュード・ロウ)[森川智之]
    ジェイク(フォレスト・ウィテカー)[木村雅史]
    フランク(リーヴ・シュレイバー)[東地広樹]
    べス(アリシー・ブラガ)[斎藤恵理]
    キャロル(カリス・ファン・ハウテン)[日野由利加]
    ピーター(チャンドラー・カンタベリー)


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    テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

    1. 2012/10/01(月) 21:50:23|
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